【瀬織津姫探訪ツアー 後編】
「今回はなんか面白い出会いがなかったな。
ミラクルはどうしたん?いつもなんか起こるやん?」
「もう自分の楽しみ的には十分なんだけど、でもなんか人との出会いがものたりな〜い。」
「なにいってんの。十分楽しくまとまったじゃないの。今回の瀬織津姫ツアーは。」
「でもなんか強烈なシンクロニシティが欲し〜い。」
「あんまりそれに依存するのもどうかと思うよ。」
「うーん、そだね。求めれば求めるほどに離れていくってことなのかもね〜。」
神呪寺を後にする前の僕の脳内会話。
どうやらなんかすっごいドッキューンを求めてたらしい。
最近シンクロの中毒性にはまってた僕にとって、後ろ髪ひかれる想いも残ったみたい。
あー瀬織津姫。
リアルな誰かの姿で現れればいいのに。
それでも脳内会話にケリをつけた僕は車に乗り込み、西宮から神戸へ向かおうとした。
とその時、フェイスブック友達の古山千春さんの投稿が目に入る。
「神戸に寄り道。薫画伯の個展に来てます!」
そんな書き込みとともに千春さんと薫さんがツーショットで写ってた。
きた〜!って思ったね。
強烈なワクワクを感じたから。
薫画伯こと橋本薫さんのことは実はフェイスブックでフォローしている。
昨年末にNHKのニュースの神戸の枠で取り上げられていたアーティストだった。
素敵な絵だ!(セクシーな女性だ!)
それを見て僕はすぐ友達申請をしたんだった。
残念ながら承認はいまだもらえていない。
まったく、僕に承認をくれない人は、心屋仁之助か橋本薫くらいだよ。とかまたマインドが喋り出す。
(うそ。たくさんいるよ。笑)
近い!
会いたい!
そして千春さんにも会えるなら一石二鳥だ〜。
そう思って千春さんの投稿にコメント入れたんだけど、残念ながらもう新幹線の中みたい。
うー。惜しい。
でも繋いでくれてほんとにありがとう!と思った。
慣れない都会の道を心弾ませながら車を走らせる。
やっぱりきたな〜、シンクロ!とご満悦の僕。
神戸大丸のそばの建物の三階のギャラリーに、少しドキドキしながら訪問した。
もう18時半を過ぎていた。
ちょうど一人帰る方を見送った薫さん。
僕はラッキーな時に行けたのかもしれない。
浴衣姿の薫さんにいろいろ説明してもらいながら絵を満喫した。
浴衣ええな〜。
嬉しいことに、フェイスブックの友達も承認してもらえたしね。
「どの絵が一番気になります?」って尋ねてきた薫さんに、「えっとこの絵が好きです」って僕が答えたのは鳥居に女の子と狐の絵。
「あー、エロ巣ですね。そのとなりにあるイロ家とセットになってます」とのこと。
エロ巣。なんだか僕にぴったりきて笑っちゃった。
それにしてもどの絵も僕へのメッセージっぽく感じてしまって、見てて飽きなかった。
「鳥居」「仏像」「エロス」「龍」「曼荼羅」「歌舞伎」「ラーメン」
自分が思いついたものを何でもどんどん入れていくという彼女の作り出すとても面白い世界観は、僕の世界観とすごく重なるように感じた。
「まんだらいおん」も惹かれたな〜。
ライオンのたてがみが曼荼羅風になってるの。
とにかくすっごく細かく描かれていて、そして楽しくなる。
橋本 薫さんの絵。
みんな、要チェックだよ。
最後には、新作のフクロウ(不苦労)を書いてるところを撮らせてもらったり、二人で記念撮影してもらったり、ほんともう余は満足じゃ状態。
あー瀬織津姫はここにいた!とか思ったね(笑)
それにしても面白いように伏線が回収されていくな〜ってしみじみ。
ここであの時気になってた女神に繋がるか〜。
すごいよね。
え?
瀬織津姫とのこじつけが強引だって?
いいんだよ。
なんだって。
出会いが光ればそれでいい。
そうだよね☆
山地 弘純
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